誰かのために流す涙

平成24年5月25日に開幕した第42回日本選手権予選。
広島瀬戸内は皆さまからの熱い声援のおかげで、何とかベスト4に残ることが出来ました。

思えば、今の3年生達は
「この日」を目標に。
「この日」を夢み。
「この日」に全力を尽くすため、とにかく全力で駆け抜けてきました。

全ては「この日」のためだけに…

私は現在3年生の親ですが、この2年間は本当にあっという間で…
駆け抜けてきた日々は本当に一瞬の出来事だったように思えます。

今から私が漏らす本音を聞けば、監督コーチ、そして選手一人一人は「なんてことを言うんだ!!」と憤慨するかも知れませんが、我々保護者達はこう思います。(少なくとも僕は)

この日本選手権関西連盟大会。本当は勝敗などどうでもイイんです。
いや… どうでもイイという表現ではなく、正確にいえば二の次なんです。

我々保護者達は、君たちと君たちを心から愛する4人の指導者たちとの絆。
そして、これまで積み上げてきた幾多の軌跡をズッ…と見てきました。
片時も目を離さず。ズッ…と。ずっと。

本当はもうこの時点でじゅーーーーーーーぶん…幸せなんです。
そして十分。 君たちには感謝の気持ちで一杯なんです。

本当に良い仲間たちに巡り会え、良い後輩、良い先輩達にも支えられ、そして本当に素晴らしいチームで「野球」と「人間力」を学ぶことが出来た。
2年前の君たちは、真新しい帽子を被ってグランドの球拾いをし、1年生の頃は1勝も出来ず、色んなチームから笑われ、それでも懸命に指導者達を信じ、ここまで頑張ってきた。

指導者の方たちは、そんな選手達をただひたすら信じ、決して焦らず… 決して迷わず…
「この日」に合わせてちゃんと照準を絞り、この子達のカラーを大切にしながら、立派にこのチームを作り上げてきた。

僕たち大人達は…その全てに、ただただ「感謝」の気持ちでいっぱいなんです。

今度の尾道戦。

本当にきれい事じゃありませんが「心から楽しんだチーム」が勝つと思います。

準決勝という舞台で戦えることを心から楽しむ…
この仲間達と野球が出来ることを心から楽しむ…
この後輩達と… この先輩達と… そしてここまで共に過ごしてきた「広島瀬戸内のユニフォーム」を着てプレー出来ることを心から楽しむ…

三年生にとって、そんな幸せや楽しみを味わう時間は… もうあと僅かしかない。
もう二度とこの仲間達と、このユニフォームを着て、憧れ続けた神宮を夢見て戦うことはない。

だから僕たち大人達が、たった一つだけ君たちにエールを送れるならば…

将来、オッさんになって「この日」を思い出したとしても…
胸を張って自慢話が出来るくらい、悔いのないよう精一杯戦って欲しい。
本当にただそれだけ。

勝ち負けじゃない。結果を求めるわけでもない。
ようやく訪れた「この日」だから。ズッと待ち続けた「この日」だから。

後は君たち自身が悔いのないよう… 心の底から「この日」を楽しんで欲しい。

後輩達は、3年生のために。
3年生達は、監督、コーチ、ご両親、数々の先輩・後輩達はもちろん…
この3年間、苦しいときも楽しいときも、ズッと一緒に過ごしてきた8人の同級生達のために!!

最後の一投まで!! 最後の一振りまで!! そして最後のゲームセットの瞬間まで…
決して後悔することのないよう、全力で「この日」を楽しんで欲しい。

そうすればきっと君たちは、生まれて初めて経験できる素晴らしい感動を味わえるだろう。
それがこの「誰かのために流す涙」なんだ…と。

長くなりそうなので、最後にこれだけは覚えておいて欲しい。
もし、君たちがこの後の準決勝、決勝の舞台で、エラーをしたり、チャンスで打てなかったとき…
緊張して手足がガクガク震えたとき…
ピンチになって気持ちが負けそうになったとき…
そんな時は大きく息を吐き… あの5月5日を思い出して欲しい…

今年の5月5日。
豊北公園球場で行われた対、高川学園戦。
あの試合の終盤で逆転負けを喫した際、伊藤監督は人目もはばからず、君たちのために声を上げながら号泣し、その悔しさを叫び続けた。

あの姿。あの振り絞るような声。あの…切なさ。その姿に選手全員が正座して泣いた。
あのとき監督は、何度「神宮」という言葉を口にしただろう。
あの姿をしっかりと思い出し、そしてそれを勇気に変えて堂々とグランドに向かって欲しい。
あれも歴とした「誰かのために流す涙」なんだと。

自分のために流す涙は軽く、乾くのも早い。
そして、いつの日かその記憶もゆっくりと忘れ去ってしまう。
しかし、誰かのために流す涙は重く、いつまで経っても乾かない。
そして、流した涙の記憶は一生忘れることはない。

あと2試合… 君たちには自分以外の誰かのために涙を流して欲しい。
大切なあの人のために… 掛け替えのない仲間のために…

そして6月22日…
選手も指導者も保護者も!! 広島瀬戸内の関係者全員で思いっ切り泣こう!!

あの空へ… あの雲の彼方へ… 全員で手を伸ばし、人差し指を並べられるその日まで…

君たちの夢が叶う日まで… あとふたつ!!

2013年6月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 広島瀬戸内シニア広報部長

何苦楚魂

この漢字。なんて読むか解りますか?

野球好きな方なら瞬時に「なにクソたましい」でしょ?とお答えになるでしょう。

そうです。
この言葉は、決して暴走族の落書き文字などではなく、
言わずと知れた、現・東京ヤクルトスワローズの岩村明憲選手の座右の銘なのです。

実は僕も、この言葉と「一期一会」が座右の銘でもあります。

ここでもう一つ質問。
それではこの「何苦楚魂」には、一体どういった意味があるか分かりますか?

答えは…
『人生はごともしい時が自分の基礎()を作るのだ。』
という、とってもとっ…ても深い意味があるのです。

なぜ今回、唐突にもこんなコラムを載せたかと言いますと、それは今回分の「選手の軌跡」を読んで「深く想うこと」があったからです。
選手の想いや決意に、僕がとやかく言う筋合いも資格もありません。
ただ、これだけはどうしても言わずにいられなかったのです。

今回、3ヶ月という短い(長いと感じる子もいるかも)期間の中で、自分自身が決め、自分自身に課せた目標を達成できた子は10名いました。
と、言うことは目標を達成できなかった子は9名いると言うことです。
その9名の子は、自分に厳しい評価をしているのか?それとも本当に出来なかったのか…
それは僕には分かりません。
そして、達成できなかったことを責める気もありませんし、達成できなかったことが悪いと言うことでもありません。

しかし。 一つだけ首を傾げたくなることがあります。

なぜ、達成できなかった子たちは、達成できなかった目標を「もう一度クリアしよう!!」と再チャレンジせず、さらり…と新しい目標を掲げたのでしょうか?
3ヶ月前にあれほど「やるぞ!!」と心に決めた目標が達成できなかったのに、それをクリアしようともせず、乗り越える強い気持ちも持たず、また次の新たな目標を掲ることに…
悔しくはないのでしょうか?

これはまさに、監督や各コーチの言葉そのものだと思います。
「勝たなきゃ次はない」「勝つからこそ次がある」のです。

男の子なら簡単に諦めてはダメです。勝つまでヤルんです。勝つまで挑むんです。
壁は回り道をするものではありません。どんなに苦しくても乗り越えるためにあるのです。
そして、その壁は高ければ高いほど…乗り越えたときの充実感と達成感は大きいのです。

それが本当の… 「なにくそ魂」 です。

野球に限らず、人生において「苦境」や「壁」はたくさんあります。
それを全て乗り越えていくこと。それら全てに勝つことは、口で言うほど容易いことではありません。
しかし、それらを少しずつ…
例えばこの「3ヶ月間の軌跡」のように、小さな目標から少しずつ…少しずつ…
短いスパンの中で達成し続けてゆけば、いつの日か君たちが後ろを振り向いた時、そこには壮大な山頂から見下ろす、素晴らしい景色が広がるはずです。

『千里の道も一歩から』

焦らず… 自分を必要以上に追い込まず…
人との戦いの前に、先ずは自分との戦いに勝つことです。
自分の歩幅で 「今の自分に出来る」 ことを少しずつ。確実に。
クリアしていって下さい。

さぁ!! 日本選手権大会まで、あと1ヶ月ちょい!!
君たちの 「なにくそ魂」 を見せてくれ!!

2013年4月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 広島瀬戸内シニア広報部長

広島瀬戸内ナイン…惜しくも決勝で散る

本日、2013年度の春季大会決勝戦が行われ、広島瀬戸内は準優勝という形に終わりました。

賞位だけ見れば、堂々たる準優勝という栄誉に輝きましたが、決勝戦の結果だけで言うならば、非常に悔しく、手放しでは喜べない結果となりました。

今大会を最初から最後まで見続けてきた我々スタッフや保護者から見れば、選手に「おめでとう!!」と言葉をかけてあげたいのですが、敢えて感想を述べれば、やはり「目的意識」と「勝負への拘り(貪欲さ)」の差が出た決勝戦だったと。
そう思います。

ちょっと厳しく。また簡潔に言えば、この子たちの春季大会は、準決勝戦で終わっていたような気がします。

あの、3/23にコカコーラウエスト球場で行われた福山シニアとの準決勝戦を抽選で制し、広島北シニアさんが高川学園さんを破った時点で「大切な何か」を失ってしまったような… そんな気がしてなりませんでした。
その「大切な何か」とは、闘志を全面に出し、戦って勝つ!!という「熱い炎」、「強い気持ち」のことだと…僕はそう感じました。

閉会式の挨拶で、亀川支部長が「どのチームも実力の差は、そうありませんでした。」と労って下さいました。
私も正直、そう思います。
しかし、支部長の言葉の「そうありませんでした」の「そう」に、深い意味と大きな差があると…しみじみ感じました。

それは試合開始前、広島北のナインがベンチ前でこう叫んでいました。

「今日は心から野球を楽しもう!!心の底からこの決勝戦を楽しもう!!」と。

勝敗の差は「この差」だと思いました。 実力の差だけじゃない。
試合に臨む気持ちの差。野球に対する向き合い方の差。
そして…決勝戦を戦わせてもらえるんだ!!という… 感謝の気持ちの差。

それが広島北の子供たちの方が、遙かに勝っていた差なんだ…と。 僕はそう痛感しました。

決勝戦を戦うということは、18のチームが流してきた汗と涙の結晶と、血の滲むような努力を制してまでその場に立つということ。
大袈裟な話でなく、それだけたくさんの人たちや、気の遠くなるような練習や努力を踏み台にしてまで、栄えあるその場に立たせて貰っていると言うこと。

決勝戦で戦えるということは…
君たちの勝利の陰で涙をのんできた数々のチームの代表として、そんな人たちの様々な想いを無駄にしないよう、精一杯戦わなければならない大きな義務がある。

これから君たちは様々な戦いを経て、様々なことを学び、そして様々な経験を積むだろう。
勝つことによって「喜び」や「感動」を経験することもあれば、勝つことの非情さや苦しさを学ぶこともある。
しかし、負けることによって、悔しさや悲しさを経験することができれば、負けることで学べることも星の数ほどある。

人は「夢」や「目標」を持たなければ成長できないし、前へと歩んでいくことはできない。
そして、その目標が「神宮に行くこと」や、今回のように「北海道にいくこと」であってもかまわない。
それはそれで素晴らしい目標だし、最高の夢だと思う。

しかしそれらは「目標」や「夢」ではあっても、「目的」ではない。

目標や夢は「描く」ものであり「追いかける」もの。
しかし、目的は「果たす」ものであり「達成する」もの。

今回、君たちは広島北シニアの決勝進出により、勝っても負けても「北海道に行ける」という目標と夢を掴んだ。
そして広島北シニアは、相手がどこであろうと決勝戦を全力で戦い「勝って」必ず春季大会を優勝する。という「目的」を果たした。

この大会で手にした両チームの栄誉と功績はどちらも素晴らしいものだと思うし、本当に掛け替えのないものだと思う。
しかし、最後の最後で「勝敗」という結果が生み出した答えは、紛れもなく、この「目的意識の差」だと… 僕はそう感じた。

目標に向かって走り続けた広島瀬戸内と、目的を果たすことをただひたすら貫いた広島北…
この意識の違いが最後の舞台で大差となって大きくあらわれた。

野球を愛する少年球児たちよ… 難しく考えることはない。
君たちの目的とは凄くシンプルで、世界中の野球人もすべて同じ目的なのだから。

それは、ただひたすら「試合に勝つこと」ただそれだけ。
相手がどことか… どの大会にはとか… そんな下らないことじゃない。
相手がどのチームであろうと、どの大会だろうと、ただ用意された目の前の試合を全力で戦い、必ず勝つ!!という強い気持ちで挑むこと。

そしてその目的は、「果たす」からこそ意味があるということ。
「達成する」からこそ「その先の高いレベルを学ぶことができ、経験することができる」ということ。

この大会で広島北シニアは、秋・春連覇という偉業を達成した。
そして何より「勝って全国選抜大会へ臨む」という「最高のカタチ」を作ることができた。

それは申し訳ないが、君たちが全国選抜北海道大会へ出場することより、遙かに大きな財産を勝ち得た。

だが問題はここからなのだ。 もうこの春季大会は終わったことなのだ。 過ぎたことなのだ。
今日という過去を悔やむより、今日、広島北シニアから得た全ての教訓を素直に学び、君たちの教科書に綴じておけば良いだけの話。
この準優勝が本当に意味があるかないか?として決まるのは、実はここ。 ここが分岐点だったりする。
在り来たりだが、気付くか気付かないか。 たったそれだけで変わる者と変われない者が決まる。

きっと広島北シニアさんはこの全国選抜大会で、我々の想いや涙を無駄にしない、中国地区の代表として相応しい戦いを全国の強豪たちに見せつけてくれるであろう。

我々もその勇姿に負けない気持ちを持ち、これからはどんな試合でも、どんな大会でも、ただ目の前の試合に勝つことだけを目的に、全力でプレーするだけである。
その延長線が「神宮」というご褒美であり、「北海道」というご褒美なのだ。

長くなったがもう一度だけいう。

勝負事の順番とは「目的」があるからこそ、その先に目標や夢があるのだ。
目的を果たさなければ「夢」は叶わない。 目的を達成しなければ「目標」は近づかない。
日々の小さな目的をコツコツとこなし、果たしていけば「夢」や「目標」は、向こう側から必ず近づいてくれる。

今日の準優勝で「そのこと」に気付かなければ、君たちと広島北との差は一生縮まらない。

監督コーチを信じ、仲間を信じ、そして自分自身を信じ…もう一度ともに戦おう!!

頑張れ広島瀬戸内!! 顔晴れ!! シャークス戦士たち!!

2013年3月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 広島瀬戸内シニア広報部長

謹賀新年|本年もよろしくお願いします

新年明けましておめでとうございます。

輝かしい2013年の幕開けです。
激動の社会情勢のなか、こうやって毎年、年末年始を迎えることの出来る幸せに心から感謝しています。

監督、コーチのブログ内でもありましたが、昨年の我がチームは「試練」と「後悔」の年でした。
無論、私は指導者ではありませんので指導者目線の「試練」と「後悔」は語れませんし、その苦労と悔しさを計り知ることも…出来ません。
しかしながら、年末年始などで毎年放送される、ある選手のテレビ特番を観ながら、僕なりに感じた「試練」と「後悔」を…乱文ながら執筆させて頂きたいと思います。

それは広島カープが生んだ英雄、金本知憲選手の引退記念特番でした。
彼は番組内でこう語っていました。

「正直、この3年間(ケガとリハビリを繰り返しながら戦ってきた引退までの3年間)さえなかったら、僕の野球人生は最高の輝かしい野球人生だったと断言できる」と。

一見、もの凄く高飛車な発言に聞こえますが、僕はどうしても「深い言葉」と唸らざるをえなかった。
そして、それは今まで同じ境遇を辿ってきた名選手たち(桑田、清原、城島選手など)の無念を代弁しているかのような…何とも言えない男の表情に見えました。
この番組を観られた方はたくさんいらっしゃるかと思いますが、皆さんは彼の「この言葉」をどう捉えましたでしょうか?

僕には… こんな想いに聞こえてなりませんでした。

「誰もが羨むほどの抜群のセンスがあろうと… どんなに歯を食いしばりながら辛く苦しい練習にも耐え、屈強な精神で肉体を鍛えようと… ものの一瞬で…たった一度の「ケガ」で… それらの全てが一瞬で消滅してしまうことだってある。 それくらい「ケガ」というものは恐ろしいのだ」と。

僕はケガには「2種類のケガ」があると思っています。
それは「防ぐことの出来ないケガ」と「未然に防ぐことが出来たケガ」です。
その判断基準はたくさんありますが、本当に掻い摘んで言えば、前者は一生懸命全力でプレーした延長線上で起きてしまった「不運なケガ」。
対する後者を言い表すには、この一言でしかない。
それは自己怠慢による、起こるべくして起きた「必然たるケガ」だと思います。

野球のみならず、全てのスポーツに、この「ケガ」はつきものである。
絶対に避けては通れないし、また「それ」を恐れてちゃ、最高のパフォーマンスを魅せることは出来ない。

2013年の初頭の挨拶は全ての野球少年に、そしてこれからますます活躍するであろう、有能な才能を持ったOB選手たちにこの言葉を捧げ幕を開けたいと思います。

あの金本選手だって、清原選手や桑田選手や城島選手だって、唯一、ケガだけには勝てなかった。
だから君たちにはせめて「未然に防ぐことが出来たケガ」だけはしないで欲しい。
そして一年でも長く野球を愉しみ、そしていつの日か「自分の意志」でプレーヤーを引退する日を迎えて欲しい。

それを貫くには本当にたくさんの「試練」がある。
普段の生活で言えば、栄養バランスを考えた食事管理であったり、睡眠不足などを防止する規則正しい生活であったり…

でも僕が一番本当に言いたいのが、試合や練習前の「準備運動」と「キャッチボール」だけは、ゲームと同様…いや、それ以上に真剣に取り組んで欲しい!ということ。
投球後のアイシングやクールダウン。運動後のストレッチやマッサージも大切だけど、それ以上に大切なのは運動前のストレッチやキャッチボール。
キャッチボールは文字どおり「肩を作る」という立派なルーティン。
このルーティンと真面目に向き合う選手ほど一流の中の一流。

そしてこれを怠ればきっと…
起こるべくして起こったケガと向き合うこととなり、それが君たちの「後悔」となる。

2012年の卒団式の壇上で、伊藤監督は君たちの前で号泣しました。
「君たちに後悔するな!!と言いながら、本当は自分が一番後悔してきた一年だった」と。
そして、二度と自分に後悔しないようなチームと野球環境を作っていきたい!!と。

「試練」や「後悔」は立場や人によって様々だけど、一つだけ共通な想いがある。
それは「自分に納得すること」だと思う。
そしてそれを成し得るキーワードは、在り来たりだけど「一生懸命、全力でやりきったかどうか?」しかない。

ケガで棒に振った数ヶ月や数年に「後悔」がないわけがない!!
余力を残して迎えるオフシーズンや高校入学に「納得」などするわけがない!!
全力で全てを出し切った者にしか…「最高の高校野球」は訪れない!!

この2013年はそれぞれがそれぞれに「試練」を課し、誰一人として「後悔」のないよう、全員が「納得」して終えることが出来るよう…

僕たちは君たちを全力で支え、力の限り応援していきます!!
意地をみせよう!!瀬戸内球児!! 夢を掴め!!シャークスOB選手たち!!

2013年1月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 広島瀬戸内シニア広報部長

2012年度 第18期生卒団記念式が行われました

12月16日(日)に広島瀬戸内シニア球場にて、恒例のOB戦が行われました。
忙しいスケジュールを縫って参加して下さいましたOB選手の方々、本当にありがとうございました。

卒団交流戦のフォトギャラリーはこちら

google+で見る方はこちらから。

PC160010

また、午後からは感動の卒団記念式が開催されました。
今年も涙あり…笑いありの、とても心に残る最高の記念式でした。

卒団式のフォトギャラリーはこちらから

google+で見る方はこちらから

 

いつも笑顔を絶やさず、チーム一声を出し、本当に最高のサードでした。
お前がグランドにいるだけで自然と笑みが溢れてきたよ。
お前ならきっとあの場所にたてる!! 俺たちを必ずアルプスに連れてってくれよ!!

純!! 卒団本当におめでとう!!
5_komichi

 

お前の本気のストレートは絶対誰にも打たれない!!
自信を持って高校でも頑張って下さい。

龍生!! 卒団本当におめでとう!!
1_hama

 

シュアなバッティング、堅実な守備、そしてその俊足。
その恵まれたセンスを生かし、高校でもリードオフマンを目指して頑張れ!!

知馬!! 卒団本当におめでとう!!
3_saka

 

全面から溢れる闘志や感情はないけれど、本当はとても負けず嫌いな子でしたね。高校に入ればその優しさに自分を苦しめることもある。
時には闘志をおもてに出して。頑張って下さい。

裕哉!! 卒団本当におめでとう!!
4_kane

 

言葉少なく、いつも寡黙に練習に打ち込むその姿にいつも感心させられた。
そして結果は着々と君に微笑んでくれたよね。
高校では更に厳しい試練が君を待っている。負けずに乗り越えて欲しい。

陸!! 卒団本当におめでとう!!
7_naga

 

ちょっと斜に構え、言葉少ない俊介だけど、監督も言ってたように、素顔の俊介はとってもシャイで、そしてピュアな心を持った子。
これからは、辛い時や苦し時を救ってくれた「野球」に恩返しをしていこうな!!

俊介!! 卒団本当におめでとう!!
8_oue

 

誰よりも負けず嫌いで、そして誰よりも涙を流し、そして誰よりもグランドの砂や壁をかきむしってきたね…
人一倍責任感の強い泰生だから… チームが苦しい時に投げられなかったお前のその悔しさは、チームメイトたちはお前以上に辛かったと思うよ。
イイ仲間たちに巡り会えて本当に良かったな。高校に上がっても忘れるなよ!!

泰生!! 卒団本当におめでとう!!
9_naka

 

拓也とは小学校の頃から長い付き合いになるけど、お前は本当に良い意味で変わらないヤツだよな。
きっとこれからも何年経っても… いくつになっても… どこへ行ってもお前のその真っ直ぐで素直なキャラクターは人を癒してゆくだろう。
いつまでもそのままで。 お前だけは変わるなよ!!

拓也!! 卒団本当におめでとう!!
10_kawa

 

薫とはあまり話すことは出来なかったけど、それでも時折見せる笑顔が本当に可愛くて、素直で純粋な子だった。
お前の「いつでも刺してやる!!」と言わんばかりの攻撃的な守備が俺は大好きだった。高校に上がってもそのスタイルを変えず頑張れよ!!

薫!! 卒団本当におめでとう!!
11_koji

 

タケとも小学生の頃からの付き合いだったな。
俺はこの一年間、誰よりもお前の姿を見続けてきた。
それはグランドのお前も、グランドの外のお前も。
そして一つだけ確信したことがある。それはやっぱり「野球が大好きなんだな」という気持ち。
これからも「その気持ち」だけは誰にも負けず、そして自分の誇りとして頑張って欲しい。

雄人!! 卒団本当におめでとう!!
12_take

 

彪。本当に長い間… よく頑張ったな。
不動の四番というその重圧。捕手としてのその気配り・目配り・心配りは、グランド内はもちろん、グランドの外や私生活でも大人の俺たちも感嘆の声が漏れるくらいの繊細さがあった。
これからもお前にはその重圧はついて回るだろう。そのプレッシャーに負けず、これからもお前の成長を楽しませてくれよ!!

彪!! 卒団本当におめでとう!!
2_tome

 

一希。この一年間… ホンマによう怒られ、よう悩んで…
そして…よう勉強したのぅ。
お前が受けた一つ一つの怒声や、一粒一粒の汗と涙の重みは…
お前をこの一年間で大きく大きく成長させてくれた。
それは…他ならぬお前が一番よう分かっとるよの。
一年前のお前の顔と…今日のお前の顔。 全然ちゃうで。エエ顔になった。
あと何ヶ月後には、また最下級生に戻るけど、この瀬戸内で学んだ多くのことを忘れず、広島瀬戸内魂を見せつけてやってくれよ!!

一希!! 卒団本当におめでとう!!
6_orita

 

18期生の選手諸君。
そして保護者の皆さま、短い間でしたが本当にお世話になりました。
皆さまのご活躍をチーム一同、心より応援しています!!
卒団本当におめでとうございました。DSC_0100

2012年12月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 広島瀬戸内シニア広報部長