公式戦大会(2024年度春季中国大会:準々決勝)の結果を更新しました

 

2024年度 日本リトルシニア

中国連盟 春季中国大会:準々決勝

日 時  令和5年4月7日(
球 場  カーター記念球場
第2試合  VS 東広島  8-7
結 果  敗退(初戦敗退)

 

球春到来を告げる春の風が、中国連盟元年の球児たちの胸に降り注ぐ!

我らがシャークスは、東部Aリーグの1位通過を果たし、本選出場を決めた!

また、得失点率で全リーグ3位の成績により、本選シードも勝ち取り、幸先の良い布陣で中国大会の猛者を迎え撃つ!

 

初戦はいきなりの天王山。

前日、同リーグ2位の呉昭和を接戦で破り、波に乗る東広島チームとの対戦となった。

 

結果は土壇場の6回に5点差に追いつく猛追を見せたが、またもや東広島戦の壁となっている「勝ち越し点」を奪えず最終回を迎え、7回表に痛恨の勝ち越し点を奪われた。

最終回は、1アウト一、三塁という、長打が出ればサヨナラというシーンを作ったが、ここで一か八かで仕掛けたヒットエンドランがショート正面へのライナーとなり、痛恨のダブルプレーでゲームセットとなった。

 

敗れはしたものの、この試合にはチームとしての「意図」と「決意」がしっかり感じ取れ、僕は清々しい気持ちでいっぱいだった。

この春、中国連盟の頂点を獲れなかったことは、正直悔しいが、それ以上にキミたちが得た収穫は大きい。

 

それは「現実」を知れたことだと思う。

 

この1年間、伊藤監督をはじめ、多くの指導者から「今のままでは神宮には行けない」と言われ続けていた。

しかし、一部の選手は「いや、行ける」と思っていたのではなかろうか?

 

指導者は「理由」と「根拠」がなければ絶対にダメ出しはしない。

この30期生のみならず、今のシャークスに絶対的に足りないのは「心の強さ」である。

 

こればっかりは、本人が「なろう」と思わなければ、強くなれない。

これは「絶対」と言い切れる。

 

キミたちの「根拠」のない自信と、定まらない「意図」が、今日、結果となって、今のキミたちに現実を教えてくれた。

 

今のキミたちでは、まだ全国の切符は渡せないよ。

 

それがこの春、野球の神さまがキミたちに下した「答え」であり、今のキミたちには、これ以上ない屈辱的な不合格通知である。

 

ほらね?

なんて、口が裂けても言わない。

どこの世界に、夢に向かって一生懸命頑張っている教え子に、冷たく突き放した言葉を吐き捨てられようか。

 

今までのオマエらなら、きっと5回表の3点で声がなくなり、5回裏の0点で試合を諦めてた。

 

ごめん。

実はそのクソ野郎は、そのオレのことだ。

 

でも、オマエらはそこから追いついた。

5点差を... やで?

 

これを「成長」と言わずして、なんと称えられようか。

 

そりゃしんどかっただろう。もう立てる気力も力も、ほぼ無かったかも知れない。

1ラウンドに5回もダウンを取ったんだから。

 

でも、あと1パンチ。あと1回ダウンを取れば、相手は立ち上がって来られなかったかも知れない…

苦しいときが本当の勝負。

限界からが本当の強さ。

 

あと一歩なんだ。

あと一発殴れる強さと、限界から一段ギアを上げる底力さえあれば、お前たちは本当の意味で強くなれる。

 

どんなに善戦し、何十点差をひっくり返しても... 最後に勝てなきゃ「そこで終わり」なんだ。

逆に、どんなに不細工な試合をしても... 何十点取られようが、最後の最後で勝っていれば「次」がある。

それが「一発勝負の公式戦」なんだ。

 

耀琉

 

お前にハートの強さと、エースとしての自覚があるのなら、7回表はお前がマウンドに上がらなあかん。

落ち込む時間と、泣いてる暇があるのなら、鋭く監督を睨み、もう一度、僕に行かせて下さい!と、自ら志願するプライドを持て!

それが背番号1を背負う漢の条件や。

 

お前たちが行きたい「道」は、お前たちが選べ!

お前たちが掴みたい「夢」は、お前たちの手で!お前たちの心で掴め!

 

耀琉

仲間が懸命になって返してくれた、あの5点。そしてあの姿。

絶対に! 忘れるんじゃないぞ…

 

引き続き、30期生の子どもたちにアツい声援をお願いします!

2024年4月7日