事務局長賞|2019年度・第2期|森 勇真

事務局長賞

受賞者:森 勇真(初)

選考期間

平成31年1月1日~
平成31年3月31日の3ヶ月間

授賞の決め手となった理由を教えて下さい。

ただ一言。

地味に一番伸びた選手。

仕事柄、なかなか球場に足を運ぶことができなくなってきたが、久しぶりに見てその成長ぶりに驚愕した。

バットスイングの速さは恐らくチームで1、2を争うくらいに成長した。

守備での捕殺も、恐らくチームでナンバーワンだと思う。

もともとセンスのある選手。

しかし、コイツは天才的なくらいツメが甘い。つか、自分に甘い。

水前寺清子の365歩のマーチではないが、今までのコイツは「3歩進んで3歩下がる」ようなヤツだった。

それが今ではようやく歌詞どおりに「3歩進んで2歩下がる」くらいまでには成長した(笑

それでもいい。

1歩進んでいるんだから。

卒団までには、せめて1歩下がるくらいに成長して欲しいとの願いを込めて、勇真にMVPを!

最後に、この選手へのメッセージをお願いします。

野球選手として一流になるためには、技術やセンス、そして努力や負けん気など、様々な要件が必要だ。

しかし、「人間(ヒト)」として、一皮むく(成長)には、絶対に避けて通れない「ある必須条件」がある。

それが「素直」というもの。

「素直」って、一言でいえばシンプルな言葉だが、「素直」になるには、様々な葛藤やプライドが邪魔をする。

素直な心、素直な気持ち、素直な精神。

今まで、素晴らしい才能とセンスを持ちながら、いまいち伸びきれなかったお前の要因は、実は「ここ」にあった。

いつもニコニコ笑っているが、実はお前はチームで1、2を争うほどの「頑固者」だった。

しかしお前はこの冬、突然その「鎧」を捨てた。

今まで頑なに「脱げなかった」その鎧を脱ぎ捨てた。

それからというもの、お前の才能を邪魔する「ちっぽけなモノ」はなくなった。

なにがお前を「そうさせた」のかは解らない。

しかし、選手として、男として、そして一人の人間として「一皮剥けた」ことには間違いない。

 

どや?勇真? 楽になったろうが?

お前が思うとるほど、そがに難しいコトじゃなかったろうが?

 

おーーーーっしゃ!勇真!

こがなモンじゃないでぇ!まぁ~だまだいくでーー!