事務局長賞|2018年度・第3期|佐藤 樹

事務局長賞

受賞者:佐藤 樹(初)

選考期間

平成30年4月1日~
平成30年6月30日の3ヶ月間

授賞の決め手となった理由を教えて下さい。

この半年間で、オマエは見違えるほど笑い、楽しみ、そして涙枯れ果てるまで泣いた。

いつも曇りがちだった表情に、まるで朝日が差し込むように明るい笑顔の花が咲いた。

やっぱりクソガキには「笑顔」がよく似合う。

 

オマエをMVPに選んだ理由。

それはオマエがようやく「ただの少年」に戻れたこと。

 

今のオマエはホンマにええ表情しとる。

そのまま高校に進むんやど!

最後に、この選手へのメッセージをお願いします。

僕はどの期生にも口を揃えて同じことを繰り返し伝えるコトバ(生き様)がある。

それが「喜怒哀楽を表に出し、感受性豊かな人間になりなさい。」ということ。

 

そりゃ世の中には、感情を押し殺さなければならない場面はたくさんある。

しかし、キミたちは血の通う「人間」なのだから。

 

何かを成し得たときは、嬉しい!と喜び。

自分や仲間たちが侮辱されたときは、この野郎!と怒り。

何かを成し得なかったときは、涙枯れるまで号泣し。

大切な仲間たちと共にバカ言い合うときは、腹を抱えて笑えばいい。

 

そんな感受性豊かな生き方をしなさい。と。

それが「瀬戸内魂」だと。

僕は来る日も来る日も、キミたち教えてきた。

だって、それが人生を幸せに生きる「一番の近道」だから。

 

樹。このMVPバナーの表情を見てごらん。

オマエはこの2年近く、こんな自信のなさそうな顔して生きてきた。

こんな表情のオマエは楽しかったか?

 

でも、この神宮予選が終わって…

オマエは自分の力で立てないほど号泣し、「哀しみ」という感情をあらわにした。

恐らく、今まで過ごした色々なモノが込み上げてきて…

せき止めていたタガが外れてしまったのだろう。

でもな?イツキ。

その姿は本当にカッコ良かったぞ!

 

大丈夫!イツキ。感情のリミッターを外したオマエはまだまだ強くなれる。

そして、もっともっと幸せな人生を歩める。

 

高校野球では「哀しみ」の表現ではなく、喜びと楽しみの感情をあらわにするオマエに逢えることを楽しみにしているぞ!

おっしゃ~イツキ! まぁ~だ、まだやるで!