この大会で広島北シニアは、秋・春連覇という偉業を達成した。
そして何より「勝って全国選抜大会へ臨む」という「最高のカタチ」を作ることができた。
それは申し訳ないが、君たちが全国選抜北海道大会へ出場することより、遙かに大きな財産を勝ち得た。
だが問題はここからなのだ。 もうこの春季大会は終わったことなのだ。 過ぎたことなのだ。
今日という過去を悔やむより、今日、広島北シニアから得た全ての教訓を素直に学び、君たちの教科書に綴じておけば良いだけの話。
この準優勝が本当に意味があるかないか?として決まるのは、実はここ。 ここが分岐点だったりする。
在り来たりだが、気付くか気付かないか。 たったそれだけで変わる者と変われない者が決まる。
きっと広島北シニアさんはこの全国選抜大会で、我々の想いや涙を無駄にしない、中国地区の代表として相応しい戦いを全国の強豪たちに見せつけてくれるであろう。
我々もその勇姿に負けない気持ちを持ち、これからはどんな試合でも、どんな大会でも、ただ目の前の試合に勝つことだけを目的に、全力でプレーするだけである。
その延長線が「神宮」というご褒美であり、「北海道」というご褒美なのだ。