決勝戦で戦えるということは…
君たちの勝利の陰で涙をのんできた数々のチームの代表として、そんな人たちの様々な想いを無駄にしないよう、精一杯戦わなければならない大きな義務がある。
これから君たちは様々な戦いを経て、様々なことを学び、そして様々な経験を積むだろう。
勝つことによって「喜び」や「感動」を経験することもあれば、勝つことの非情さや苦しさを学ぶこともある。
しかし、負けることによって、悔しさや悲しさを経験することができれば、負けることで学べることも星の数ほどある。
人は「夢」や「目標」を持たなければ成長できないし、前へと歩んでいくことはできない。
そして、その目標が「神宮に行くこと」や、今回のように「北海道にいくこと」であってもかまわない。
それはそれで素晴らしい目標だし、最高の夢だと思う。
しかしそれらは「目標」や「夢」ではあっても、「目的」ではない。
目標や夢は「描く」ものであり「追いかける」もの。
しかし、目的は「果たす」ものであり「達成する」もの。