閉会式の挨拶で、亀川支部長が「どのチームも実力の差は、そうありませんでした。」と労って下さいました。
私も正直、そう思います。
しかし、支部長の言葉の「そうありませんでした」の「そう」に、深い意味と大きな差があると…しみじみ感じました。
それは試合開始前、広島北のナインがベンチ前でこう叫んでいました。
「今日は心から野球を楽しもう!!心の底からこの決勝戦を楽しもう!!」と。
勝敗の差は「この差」だと思いました。 実力の差だけじゃない。
試合に臨む気持ちの差。野球に対する向き合い方の差。
そして…決勝戦を戦わせてもらえるんだ!!という… 感謝の気持ちの差。
それが広島北の子供たちの方が、遙かに勝っていた差なんだ…と。 僕はそう痛感しました。
決勝戦を戦うということは、18のチームが流してきた汗と涙の結晶と、血の滲むような努力を制してまでその場に立つということ。
大袈裟な話でなく、それだけたくさんの人たちや、気の遠くなるような練習や努力を踏み台にしてまで、栄えあるその場に立たせて貰っていると言うこと。