【コラム】臥薪嘗胆(がしんしょうたん)

僕はその光景を眺めながら色んな想いがこみ上げてきました…
「ほうよのぅ… 考えてみりゃ…頑張ってきたのは3年生だけじゃないんよのぅ…
コイツらがおってくれたけん… コイツらが何度も助けてくれたけん…
わしら、ここまで夢を見ることが出来たんじゃもんのぅ…
コイツらはコイツらなりに… 今まで色んなモン背負いながら、ここまで付いて来てくれたんよのぅ…」
そんな想いが頭の中を駆け巡り、僕の目頭も熱くなりました。

あのグランド上で、3年生も2年生も…誰一人として会話する子はいませんでした。
でも3年生の背中からは「今まで助けてくれてありがとう。神宮に連れてってやれんでごめん」という声が…
そして2年生からは「先輩たちと一緒に神宮に行くことができず…本当にすいません」というお互いの声が…
彼らの胸にはちゃんと届いていたのかも知れません。

2013年6月25日 | カテゴリー :