僕は審判控室からあの光景を眺めていて、これがこのチームの…
これがこの子達が2年間かけて築き上げてきた、一番の魅力。一番の武器なんだと。
そう確信しました。
そして、その「あるチカラ」こそ… この子達が誇る「固のチカラ」だと。
そう感じたのです。
この決勝までの長い道のり…
広島西さんも、山口東さんも、尾道さんも。
「個」のチカラは、我々瀬戸内の子達より数段上の選手達ばかりでした。
しかし、そのチカラに物怖じせず、弾き返すだけのチカラを磨きに磨いてここまでやってきた。
それは奇しくも「個」と「固」の差だったような気がします。