2014年度・第20期生の新背番号が発表となり、2014年度・秋季大会にて初披露となりました。
また、新主将と新副主将も発表され、新たな瀬戸内野球の始まりとなりました。
そして、万全の状態で臨んだ、新体制初めての公式戦大会は「魔の初戦」を延長9回、タイブレイク3回(1死満塁)を戦うも、投打が全く噛み合わず、東広島シニアさんに5-5で引き分けとなり、抽選の末(5-4)初戦敗退となりました。
20期生の選手諸君には申し訳ないが、僕はこの大会の敗戦で、今の君たちに本当に必要な、とても大切なものを学ばせて貰ったと感謝しています。
これから先、君たちが勝ち取ってゆく様々な勝利の副賞には、必ず2つの副産物が与えられます。
それは「自信」と「奢り」という、君たちの心の中に宿るものです。
「自信」とは、君たちに成長と勝利を与え続けてくれるもの。
対して「奢り」とは、君たちに破滅と敗北を運んでくるもの。
君たちの「始まり」は広島安芸さんの招待試合で、初大会・初優勝という「華」で始まりました。
しかし、その勝利の副賞で君たちが選んだモノは「自信」ではなく「奢り」だったように思えます。
君たちの先輩たちも、今日の君たちと同じような「様々な人生経験」を積んできました。
そして今日。君たちが初めて袖を通した真新しい背番号のユニフォームには…
そんな歴代の先輩たちの、様々な想いと歴史が詰まっています。
君たちの先輩たちは、その「様々な人生経験」を一年以上かけて勉強してきました。
しかし、君たちはその一年分の経験を、僅か一ヶ月で経験することが出来たのです。
あの9月8日の優勝から、今日の10月6日の一回戦負け…
たった一ヶ月で、君たちは天国と地獄を同時に経験させて貰えたんです。
これを感謝と呼ばずして何と呼ぶか。
今日眠れぬ夜を過ごす君たちに、はっきり伝えておく。
この秋季大会で味わった初めての悔しさを「初まり」とし、そして今日からが本当の君たちの「始まり」として欲しい。
そして二度と!! 勝利という名の栄光を掴んだ時。
甘くて美味しい「奢り」という名の副賞に手を伸ばすことのないよう…
君たちの背中に刻まれた、瀬戸内魂の結晶とも言える、伝統ある背番号に約束して欲しい。
広島瀬戸内リトルシニアリーグ第20期・主将
背番号2 山本ダンテ武蔵
広島瀬戸内リトルシニアリーグ第20期生・副主将
背番号6 岡本 空
同じく副主将
背番号5 菊間 友弥
広島瀬戸内リトルシニアリーグ第20期生
背番号1 松尾 一樹
背番号3 池田 吏輝
背番号4 岩本 啓吾
背番号7 中村 靖太
背番号8 榎 粋世
背番号9 高元 浩史
背番号10 宇根 有紀
背番号11 中島 英之
広島瀬戸内リトルシニアリーグ第21期生
背番号12 杉本 剛
背番号13 中島 悠太
背番号14 草本 涼
背番号15 丸子 頌太
背番号16 中井 太一
背番号17 中田 穣司
背番号18 廣重 宥誠
これから1年間。お前らが背負わせて貰うその背番号。
お前らの前に、この番号を付けとった歴代の先輩らが、どがな人じゃったか…
お前らの前に、この番号を付けとった歴代の先輩らのプレーが、どがなプレーじゃったか…
お前らなら知っとろうし、逆にお前らにしか分からんコトじゃないんか…?
他の誰よりも… お前らが一番近いトコで、それらを見てきたんじゃないんか?
ならそれを「自信」にせえ。
その伝統を引き継いで背中に背負わせて貰うとることを「自信」にせえ。
そして二度と「奢る」なよ?
ワシらにじゃない。監督コーチにじゃない。
目の前のその背番号に固く誓えぇ
おっしゃ!! もう吹っ切れたよの!!
こっから走るでぇ~!! 期待しちょるけんのぉ~!!