我々は日々、子供たちからたくさんのコトを学ぶことが多い。
それは、戦い(働くことや育児や家事)に疲れた、多くの大人たちが、唯一の休息の場でもある週末を返上してまで、彼らが戦い続けるグランドへ足を運ぶことからも「それ」を証明することができる。
思えば、僕たちはこの2年半の間、この子たちから何度も何度も一喜一憂させらました(苦笑)
大人たちの一喜一憂とは非常に身勝手なモノで、最初の頃の僕たちは、この子たちの一勝一敗に笑ったり、哀しんだりの毎日でした。
正直…「このチームでは神宮の夢なんて見ることは出来ないのかなぁ…」と諦めかけたこともありました。
そんな僕たちでしたが、それでも彼らに「たった二つのこと」だけは、胸を張って貫くことが出来ました。
その一つ目は、どんなに負け続けようとも、決してその姿から目を逸らさず「彼らを見続けてあげる」こと…
そして二つ目は、どんなに良い結果が現れなくても…この子たちが戦う姿勢を諦めない限り、僕たちは球場に足を運び「彼らを信じて応援し続ける」こと…でした。
文字にしてみれば、凄く我慢しているように感じるかも知れませんが、今思えばそれもすごく楽しかったように思えます。
そんな僕たちの想いとリンクするように、この2年半、彼らは彼らで貫き通した信念がありました。
それは、奇しくも僕たちの思いと同じ「たった二つのこと」しかありませんでした。