これからキミたちが「野球」という奥深いスポーツの総合力を学ぶ本当の場は、ここから上の「高校野球」という檜舞台である。
我々、広島瀬戸内シニアのスタッフは、来春から「そこ」に立つキミたちが、ほかのどの少年達よりも一歩でも半歩でも前に出て、
高校野球生活を「最初から最後まで諦めずに輝いて行ける」よう、その「心構え」を教えただけに過ぎない。
監督コーチ達は、このたった2年半という短い期間の中で、キミたち11人全員を、どの野球部に推薦しても恥ずかしくない生徒として鍛え上げてきた。
あとはキミたちがその「成果」をこの秋から来春にかけて、キミたちの本業である勉学や私生活を律することに全力を掲げ、来年の春には「11人全員志望校合格」という最高の結果で「恩返し」をする番である。
終わりよければ全てよし。
この2年半、キミたちには辛いことの方が圧倒的に多かったと思う。
しかし、キミたちが歩んできた2年半を振り返って、最終的に「広島瀬戸内で野球を学んで良かった…」と11人の生徒全員が笑ってくれたら…
僕たちは最高に幸せである。