冒頭から飛ばすで。
お前らの「長かった冬」はそんなもんか?
お前らにとって、あの「試合ができなかった悔しさ」はその程度なんか!
公式戦は「内容」じゃない。
勝ったチームが強い。
負けたチームは弱い。
ただそれだけ。
何度も言うが、野球はただの喧嘩。
公式戦に「良い内容」とか「クリーンな戦い」なんて一切要らない。。
ボロボロになっても、顔面がクチャクチャになっても、
それでも最後まで、倒れず立ってたヤツが一番強い。
たとえ、その姿がボロボロで、フラフラでもじゃ。
そして、そんなヤツが「一番怖い」
野球はケンカ。
ケンカは自分が「負け」を認めた時点で「次」を名乗る資格なんか無い。
男なら立ち上がれ。
男なら何度も何度も「勝負」を挑め。
そして「勝つ」まで絶対に勝負を、そして自分自身に諦めるな。
野球に「絶対」なんて言葉はない。
勝負ごとに「100%」などない。
個人戦なら「己」の気持ち一つで何とかなる。
しかし、野球という団体戦なら「己」ひとりで乗り越えたり、どうにかできるモンじゃない。
我が瀬戸内ファミリーの中に「やる前から負け」を意識したヤツが一人でもいる時点で、そのチームは「まぐれ」でしか勝てない。
たとえ「運良く」勝てたとしても、その次、またその次なんかあるわけがない。
だってそんな勝ちなんて、ただの「まぐれ」であり、「実力」じゃないんだから。
今のキミたちの数少ない「勝ち」は、そんな「まぐれ」でしかないことを絶対に忘れるな!
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
故・野村克也さんの有名な明言です。(本来は江戸時代、平戸藩主の松浦静山の言葉)
東部王者の呉昭和戦まであと2日。
今のキミたちにできることは「練習」なんかじゃない。
瀬戸内ファミリー20人全員が、愚直なまでに「勝ち」に拘ること。
そして、一片の曇りもなく「絶対に俺たちが勝つ」と自分たちを信じ…
この、20人全員が「心をひとつ」にし…
この、20人全員が「戦う集団」に生まれ変わること。
ここが奏斗の手腕の見せ所。
ここが優真の一皮剥ける瞬間。
ここが…莉臣の「漢(おとこ)」になる転機。
1-0の負けも、100-0の負けも、負けは負け。
負ければ「次」がないことを、絶対に忘れるな。
お前らそれぞれの「変わる瞬間」を楽しみにしている。
男なら。
どんな姿になっても、何度も何度も立ち上がれ!
そして… 一番最後まで倒れるな!
そんな男が最後は絶対に勝つ!