2021年度 ほっかほっか亭旗争奪
第35回日本リトルシニア関西連盟中国支部卒団記念大会 |
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日 時 | 令和3年8月28日(土) |
球 場 | 岩国きずなスタジアム |
第2試合 | VS 東広島 負6-2 |
結 果 | 負け(堂々の準優勝) |
2021年度ほっかほっか亭旗争奪・第35回日本リトルシニア関西連盟中国支部卒団記念大会 いよいよ開幕!
激動の2年半を過ごした第27期生の最後のステージである、卒団記念大会が開幕となり、全員晴れ晴れとした姿で、全員笑顔で19名揃って大会に参加した。
8月27日の夜、20時前。突然私の携帯に「呉昭和チームが諸事情により棄権」という一報が入った。
要は、この時間から明日の決勝戦出場はいかがだろうか?という打診である。
冷静に判断すれば99.9%「不可能」である。
しかし、敢えてチームにその意向を聞いてみた。
すると、参加人数はギリギリしか用意できないが「参加する」という回答である。
正直、こちらが「マジか?!」と驚いた。
8月22日に、広島瀬戸内伝統の全員野球で呉昭和シニアとの準決勝で燃え尽き、指導者、親御さん、後輩たちに感謝の気持ちと「たすき」を渡した後の決勝戦だけに、気持ちの切り替えもそうだが、身体も戦う体勢の状態は終わっており、正直、最後の最後での「ケガ」が一番怖かった。
それもあってか、参加した僅かな選手たちにとっては、もう一度野球ができる!というチャンスをもらったというより、戸惑いの方が大きかったのだろう。
しかし、最後は見事に全ての選手を、全員出し切った。
全員の選手を、岩国きずなスタジアムのスコアボードに刻んであげることができた。
これが瀬戸内。
これがウチの大事な家族。
僕はこれでいいと思う。
優勝できなかったことは、正直いえば悔しい。
でも、卒団大会は「優勝すること」が目的じゃない。
この卒団大会は「一試合でも多く」「一秒でも長く」この仲間たちと同じユニフォームを着て、試合が出来ることが一番の目的であり、我々にとって一番の幸せなのかも知れない。
その延長線上で「優勝」という最後の栄誉がもらえれば、それはそれで幸せなこと。
でも僕はやっぱり、2年半という短い期間の中で、この子たちひとりひとりの努力。笑顔。そして彼らとの想い出ひとつひとつが、たまらなく愛おしい。
最終日まで試合ができた。最終日まで試合をさせてもらえた。
だからこそ、ハプニングとはいえ、中国支部の最後の大会で、最終日までこのメンバーで野球をさせてもらえたことに、ただただ感謝しかない。
どのチームよりも多い部員を抱えながら、最後の最後まで、余すことなく全ての選手をそのステージに立たせてくれた伊藤監督の「選手愛」にも、改めて深い敬意を抱いた。
このユニフォームを着て、このメンバーで野球をすることは二度とないけれど、この子たちにはいつまで経っても「このメンバーで野球を出来たこと」を誇りに…
そして、この「運命的な出逢い」に幸せに感じながら、これからの長い人生を歩んで欲しい。
そしていつの日か、キミたちが育った、この「瀬戸内の小さな島」に元気な姿で帰ってきて欲しい。
今まで2年半の長きに亘り、第27期生の応援、本当にありがとうございました。
引き続き、高校野球へとステージを変える、この子たちへのアツい応援をよろしくお願いいたします!
ありがとう27期生…
キミたちと過ごした「長くて短かった2年半」をボクたちは決して忘れない…