公式戦大会(2020年度・日本選手権中国大会:第二回戦)の結果を更新しました

2020年度 ミズノ杯・大阪広域生コン杯

第49回日本リトルシニア日本選手権関西連盟中国大会

日 時  令和2年7月18日()
球 場  ミツトヨスポーツパーク郷原
第1試合  VS 尾道  7-4
結 果  勝利(準々決勝進出!! ベスト8決定)

 

全てはこの日のために!

リトルシニアリーガーたちの最大の夢であり、最大の目標である「日本選手権予選」の幕がいよいよ切って落とされた。

今年の神宮は、誰もが諦めかけていただけに、その「開催」自体が夢のようであり、奇跡であり…

とにかく、全ての選手たちにとって「一生忘れられない大会」が遂に開幕となった!!

 

「悲願の神宮へ!」を目標に、悲運の26期生たちの目にアツい炎が渦巻く!

 

初戦の相手は、優勝候補と名高い、シードチームである尾道リトルシニア。

どうしても勝ちたい大事な大事な初戦、両チームシーソーゲームで試合が進み、2点ビハインドの絶体絶命で迎えた最終回、代打の岩永が起死回生の1点差に詰め寄る、貴重な貴重なタイムリースリーベースを放ち、眠っていた26期生のシャークス魂に火を付けた。

 

その後、岩永の闘志に触発された打線が目を覚まし、土壇場で同点に追いつく。

試合はタイブレイク戦へと突入するが、勢い止まらないシャークス打線は、8回表に一挙3点を追加し、投げては3番手の中村が8回裏をキッチリ0点に抑え、昨年の日本選手権中国大会の覇者、尾道に逆転勝ちした!!

 

どの大会でも「一番の鬼門」といわれる初戦を、見事に逆転勝利で飾ることができたのは、まさにこの一言に尽きる。

それはやっぱり

3年生の意地

と評す以外、相応しい言葉が見つからない。

 

ここに来て、ようやく14名の3年生たちの「強い気持ち」と「決意」が見えてきた。

 

この試合で逆転の立役者となったのは、岩永大吾。

中学硬式野球の約半分以上を「ケガ」で棒に振り、多くの涙を流してきた選手のひとりである。

 

その、大吾という人間をシンプルに評すなら「執念」というたった二文字の漢字しか頭に思い浮かばない。

そしてこの日はまさに、第26期生の3年生全員が「大吾のために」というオモイで繋いだ「執念」にも目頭がアツくなった。

 

伊藤監督も常に口にしている大切な言葉がある。それが…

キミたちは「この一本」を打つために、今まで練習をしてきた。

という奥深いコトバである。

 

ただ、それだけのために、キミたちは一年365日、毎日毎日、泣きたくなるような辛い「練習」を積んでいるのだ。

 

大吾が今日放った一本は、ただの一本じゃない。

今日の一本とは、まさに伊藤監督が唱える「この一本」であることを忘れないで欲しい。

 

大吾。

今日の一本で、お前が今まで流してきた「涙」

そして「努力」はすべて報われた。

 

今日の一本は、今までお前が諦めなかった「強いキモチ」

そしてその姿を、今までズッと陰で支えて下さった「ご両親の愛」

その全てのオモイが「結果」という名のカタチとして、野球の神さまが用意してくれた「ご褒美」であることも忘れないで欲しい。

 

お前がそう感じてくれたなら…

お前のケガも…お前のベンチスタートも…

その全ては、神さまが与えてくれた「試練」だったのかな?…と。

そして、今まで積み重ねてきた「地道な努力」も決して無駄ではなかったのかな?…と。

お前らしい笑顔で笑い飛ばして欲しい。

 

ケガで泣かされ続けた一人のオトコの…

その地道な努力が、今年一番大事な大会で、大輪の花を咲かせた。

 

もう多くは語らない!

この勢いを味方に、あとは一戦一戦、悔いの残らない試合と、二年半の全てをぶつけるだけ!

 

さぁ!我らが「瀬戸内ファミリー」の皆さまよ!

今のこの子たちに必要なのは、一人でも多くのファミリーの大きな声援とチカラだけ!

 

7月4連休は、是非とも全球場に足を運んでこの子たちの大きなチカラとなって欲しい。

 

引き続き、第26期生への熱き声援をお願いいたします!

2020年7月18日