期間MVP選手賞が発表されました!!《2016年度・第3期受賞者》

皆さま長らくお待たせしました!!

広島瀬戸内シニアのスタッフ陣が鋭い視線で選ぶ、期間MVP選手賞が発表されました。

今回は2016年度・第3期目の発表です!!

 

この賞は、広島瀬戸内シニアオフィシャルサイト特別企画として年4回実施する個人選手賞であり、試合や大会などで良い活躍や成績を残した選手に贈られるものではありません。

よって、どの選手にも確実に表彰されるチャンスがあります。

 

選手たちは、短い中学野球生活の中で様々な壁と、様々な出会いや経験を繰り返し、大きく大きく成長します。

広島瀬戸内シニアのスタッフは、そんな子供たちの一挙手一投足から片時も目をそらさず、常にこの目に焼き付け、夢に向かってひたむきに走り続ける彼らと共に成長していきたいと思っています。

 

強いチームには必ず日替わりヒーローが現れると言います!!

今度はどんな選手が眩いばかりの輝きを魅せてくれるのでしょうか♪

 

監督コーチは、真剣に君たちの行動・目の色・そして心の中を見ています。

君たちには年に4度、生まれ変われるチャンスがあります!!

さぁ!! 来期は君がこの賞に輝く番です!!

 

今期の4名の受賞者諸君!! 本当におめでとう!!

次章はいよいよ最終章!! 球児たちの集大成!!「~卒団記念大会編」 へ突入!!乞うご期待!!

広報部からの編集後記
今期の受賞は、当チームが最も重要な指導方針の一つである「人間力」に長けた子供たちが受賞しました。

 

野球という競技は、とかく「技術」や「センス」に長けた子がメディアの脚光を浴びることが多い競技ですが、技術やセンスが飛び抜けている子に限って「本当に大切なモノ」を脱ぎ捨てている子が多いのも…哀しい現実ではあります。

 

僕もこの夏、何十年かぶりに夏の全国高校野球選手権広島大会の開会式を見に、マツダZoomZoomスタジアムを訪れましたが…

本当に「哀しい現実」というか、怒りにも似た「高校球児のレベルの低さ」に言葉を失いました。

 

マツダZoomZoomスタジアムは、舞台が高校野球であろうがカープ戦だろうが関係なく、多くの売店が営業しています。

そしてあの素晴らしい、感動の開会式が行われた直後、殆どの高校球児が躊躇することも悪びれる素振りもなく、当たり前のように平気で買い食いをし、歩きながらかき氷やソフトクリームを頬張り、まるで、コンビニ前でたむろする若者張りにウ〇コ座りをして、大声で笑いながらはしゃいでいました。

そして衝撃だったのが、その集団の中に、今大会、決勝へと駒を進めた「あのチーム」の「あの選手」もいました。

 

僕も人様に対して、大きなコトを言えるような青春を歩んでは来ませんでしたが、

それでも92校の高校球児が憧れの甲子園を目指し、「あの土」を踏みしめるために、毎日毎日、暑い日も寒い日も…

そして雨の日も風の日も「あのチーム」や「あの選手」と同じように、泥だらけになり…がむしゃらになって「同じ夢」を追い続けていたコトを想うと、情けないやら…腹が立つやら…で、居たたまれないキモチになりました。

 

技術やセンスに長けている「チーム」や「選手」には、世間やマスコミは満面の笑みで微笑んでくれるでしょう。

 

しかし、野球に対して真面目でない「チーム」や「選手」には「野球の神さま」は絶対に微笑んでくれません。

野球の神さまは… 92校の全ての球児を、最初から最後まで「公平な目」で見て下さっています。

 

92分の1校しか、最後の試合で校歌を斉唱させてもらえない「あの舞台」で…

夜の特集番組では、AKB48の曲と共に決勝を戦う姿はさぞかし感動的に映したであろう…

 

しかし、僕たちは知っています。

少なくとも、あの開会式にいた何百…何千という「この夏、同じ夢」を追い掛けてきた、たくさんの人たちは知っている…

 

あの「液晶画面」と「フェンス越し」の向こう側で戦っていた球児たちは…

帽子を斜めに被り… 肩を揺らして歩きながらソフトクリームやかき氷を食べていた

「あの高校」と「あの選手」だということを。

 

決勝戦という夢の舞台で戦っている「あの勇姿」と「あの姿」を重ね見て…

同じ場所を夢見て戦ってきた子どもたちは…(もちろんその親御さんも)一体何を想ったのだろうか…と。

 

そして、同じ高校球児として、心から拍手を贈り… 自分たちがこの舞台に立てなくても悔いはなし!と、共感できたのかな…と。

 

今回は何だか湿っぽい、説教じみた後記となりましたが、そんな経験をして改めて、この「人間力」の大切さを教えられました。

 

野球人として、そして野球を通じて出逢った「大切な我が子」として。

この子たちには「技術」や「センス」を輝かせてあげることはもちろんのこと「社会人」として「漢(オトコ)」として最も大切な「人間力」を磨いてやり、どこの高校に上げてやっても、胸を張って「うち(広島瀬戸内)の子です!!」と言えるような教え子を育ててあげたい!と。

 

そう、再確認させられた夏でした。

 

今回受賞した選手はそんな自慢の教え子として、別の意味で肩を揺らし、胸を張ってマツダZoomZoomスタジアムを歩く姿が…

今から目に浮かんでくるようです♪

 

さぁ!キミたちがこの広島瀬戸内で学べる時間もあと僅か!
感動の卒団記念大会に向かって! 22期生一丸となって感動のフィナーレを迎えましょう!

 

2016年7月27日 | カテゴリー :